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2023年に読まれたブログ記事TOP10

フルカイテンのブログは、「アパレル・小売業への課題解決に役立つヒントを提供する」をモットーにブログ記事を毎週公開しております。今回は、弊社が公開したブログから、2023年に読まれたブログ記事TOP10をご紹介します。

記事の要約も掲載しておりますので、気になる記事がありましたらぜひチェックしてみてください。

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1.「小売の王様」であった百貨店はなぜ衰退したのか

2023年1月31日、渋谷の東急百貨店本店が閉店し、56年の歴史を幕を閉じました。

本記事では、リアルでの消費が復活する中、かつて「小売の王様」と呼ばれた百貨店はなぜ衰退の一途を辿っているのかを解説しております。

記事の要約

  • 百貨店はこれまで「1億総中流」と呼ばれた分厚い中間層の消費需要を取り込んで成長してきたが、人口減少が加速し高齢化が進んでいる現在は、市場縮小に直面している
  • 実際、1991年に百貨店の販売額合計は約12兆円もあったが、バブル経済崩壊とともに右肩下がりに転じ、2019年には6.2兆円とほぼ半減。コロナ禍初年の2020年には4.7兆円まで落ち込んだ
  • 縮小市場において問われているのは、百貨店の存在意義

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2.小売企業が追うべきGMROIとは?粗利と在庫に関係する指標を徹底解説

どれだけの在庫でどれだけの粗利を作ったかを表す「GMROI」。小売企業の”健康状態”を知るためには必須の指標ですが、まだまだ「聞いたことない」「よく分かっていない」という方も多いのではないでしょうか?

特に2024年以降は、給与等の待遇改善や新たな商品開発への投資ができないと数年以内に増収すら難しくなっていく市況になるため、GMROIを改善することが鍵となります。

本記事では、GMROIの基礎について徹底解説しております。

記事の要約

  • GMROI(商品投下資本粗利益率)とは、どれだけの在庫でどれだけの粗利を作ったかを表す指標
  • 在庫回転率を追っている企業が多いが、在庫回転率と共にGMROIも追っていくべき
  • GMROI最大化のためには粗利改善と在庫適正化が重要

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3.ついに値上げへ…無印良品の路線変更から考える2023年の価格戦略

2023年1月、「無印良品」を展開する良品計画が長らく続けてきた値下げ路線から一転して商品の値上げに踏み切りました。

原価高騰が続く中、値上げをするべきか対応に頭を悩ませていた企業も多いのではないでしょうか?

本記事では、無印良品から学ぶ2023年の価格戦略について解説しております。

記事の要約

  • コロナ以前の無印良品は、消費者が手を出しやすい価格を維持することで、購入頻度を上げ、買い上げ点数を増やすことで売上高を伸ばし、収益を維持する戦略
  • コロナ禍で業績悪化に歯止めがかからない中、約200品目の値下げに踏み切ったが、既存店の客数は微増にとどまり、客単価も低下。買い上げ点数の増加とはならなかった
  • 「値上げ」で株を上げた会社と下げた会社が存在する中、「誰に何をいくらで売りたいのか」という企業の存在意義が問われる

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4.三陽商会がようやく復活…ポイントはプロパー強化と値引き抑制

バーバリーとのライセンス契約が終了して以降、2022年2月期まで連結業績が営業赤字に陥っていた三陽商会ですが、2023年2月期に7期ぶりの黒字化を果たしました。

プロパー販売の強化や値引き販売における値引率の抑制が計画通りに進展したことが、復活の大きな要因となりました。

本記事では、三陽商会が復活したポイントを詳しく解説しております。

記事の要約

  • 三陽商会は2015年春夏シーズンを最後にバーバリーとのライセンス契約が終了し、2021年2月期は売上高の23%に相当する89億円もの営業赤字に
  • その中で、2020年5月に大江氏が社長に就任し、プロパー販売の強化や値引き販売における値引率の抑制が計画通りに進展したことなどから営業利益、経常利益、当期純利益がそれぞれ前回予想を上回ることとなった
  • GMROIを見ると、V字回復していることが分かる。在庫を減らしただけでなく、値引き販売を抑制したことで粗利益が毀損されなくなってきたことが寄与していると思われる

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5.マーチャンダイジングとは? MD計画の基礎と成功に導く鍵を解説

小売業の中核業務であるマーチャンダイジング(MD)。

本記事では、某スポーツアパレルのMD職を務めた筆者が、MDの役割と業務の基本からMD業務を成功に導く鍵について解説しております。

記事の要約

  • マーチャンダイジング(MD)とは、顧客に商品を届けるために行うマーケティング手法であり、商品や顧客動向・トレンドなどの分析や商品開発から販売計画立案などの重要な役割を担う
  • MD成功を左右する1番の要因は、トレンドの変化をキャッチアップできるセンスでも技術的な精度でもなく、ターゲット選定と市場の中で優位なポジショニングに立つこと
  • さらに、MD計画後の軌道修正が重要。売上の上下の動きに早く気づき、すぐに手を入れる事が大前提。軌道修正を行うために、MD業務のDX化を推進していく必要がある

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6.キャンプブーム終了…アウトドア市場の需給調整が急務に

お盆明けの8月17日、「アウトドア業界の雄」であるスノーピークの株価が続落し、およそ2年半ぶりの安値をつけました。1週間前の8月10日に業績予想を下方修正したことが背景にあります。

本記事では、キャンプブーム終了の原因から今後の展望について考察しております。

記事の要約

  • スノーピークは2023年8月10日、同年12月期連結業績予想を下方修正。22.8%の減収、80%の営業減益と、いずれも非常に大きな下げ幅となった
  • 最大の要因は需要の一服感。日本国内で2020年2月頃に本格的に始まったコロナ禍の下、業績を急激に伸ばしたが、業績のピークアウトがはっきりしてきた
  • 一方、アウトドア市場にはコアな需要が変わらず存在しているため、「オートキャンプ参加人口」というマクロの数字ではなく、キャンパー1人あたりの行動というミクロの数字を見るべき

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7.経営者が現場に実践させるべき正しい「OTB」戦略とは。

アパレルの仕入れ・販売計画の鉄則であるOTB(Open To Buy)。「在庫を現金化できない限り、これ以上仕入れない」と歯止めをかける手法であり、多くの企業が採用して大きな成果を生んでいますが、気付かぬうちに間違ったOTB運用を行い、粗利益を失っている企業が後を絶たないのも事実。

本記事では、事業再生スペシャリスト・河合拓氏が経営者が現場に実践させるべき正しいOTB理論を解説しております。

記事の要約

  • この30年間でアパレル小売の市場規模はおよそ3分の2に縮小したが、投入点数は約20億点から35億点へと2倍近くに増加。しかし、投入点数約35億点のおよそ半数が残在庫になっている
  • 「御社にOTBは存在しますか」と尋ねるとほとんどの企業はあると答えるが、OTBを参考値程度としか捉えていない。だから成果が出ない
  • OTBはExcelで十分可能。現場の人たちと一緒に作っていくことが重要

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8.在庫回転率とは?計算方法から適正在庫を維持する4つのポイントを徹底解説

小売業にとって重要指標である「在庫回転率」。

本記事では、在庫回転率の計算方法から業種別の平均回転率・適正在庫を維持する4つのポイントについて詳しく解説しております。

記事の要約

  • 在庫回転率とは、一定期間内にどれだけ在庫が入れ替わったかを表す指標であり、在庫量が適正か?の判断やコスト削減・顧客ニーズの把握をすることができる
  • 在庫回転率は「個数」から計算する方が良い
  • 適正在庫を維持するために、まずは目標設定を行い定期的に数値を確認することが重要

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9.イトーヨーカドーがアパレル撤退… 人口減少で苦戦する総合スーパーの未来を考える

2023年3月9日、セブン&アイ・ホールディングスが、イトーヨーカ堂におけるアパレル事業から撤退し、店舗数も大幅に減らす方針を明らかにしました。

本記事では、日本の小売市場を牽引してきたイトーヨーカ堂が「総合」の看板を下ろすに至った道程を振り返っております。

記事の要約

  • GMSは食品や衣料品、日用品などを安価に提供し、すべてが1カ所で揃うワンストップの利便性が消費者の支持を得てきたが、「ユニクロ」や「しまむら」などの台頭が揺るぎないものとなり、価格競争力や集客力で劣後していった
  • 大手GMSが会員となっている日本チェーンストア協会の統計によると、バブル崩壊後、衣料品の売上高は減少が続いている。特にイトーヨーカドーはセブン&アイ・ホールディングス傘下の他事業と比較して業績低迷が顕著であった
  • 売上の減少を受け、MDの効率化を目指してPOSデータに基づく品番(SKU)の絞り込みを進めたが、品揃えの多様性が損なわれるというジレンマを克服できず、売上の底上げと採算改善にはつながらなかった

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10.プロパー消化率を上げる方法とは?VMD変更で成功した事例をご紹介

昨今のコスト高が続く中、小売業は今まで以上に意識をして粗利を作っていくことが求められています。しかし、プロパー消化率の改善策に頭を悩ませている企業も多いのではないでしょうか?

本記事では、プロパー消化率を上げる考え方からECサイトのVMD変更でプロパー消化を促進した方法をご紹介いたします。

記事の要約

  • プロパー消化率とは商品がどれぐらい定価で売れたのかを表す指標
  • プロパー消化率を上げるためには、完売日を予測し結果が出る前に手を打つことが重要
  • ECの施策ではVMD変更や特集ページの作成が有効

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2023年もフルカイテンブログをご愛読いただき、誠にありがとうございました。

本ブログは、「小売企業の役立つ情報を発信する」というポリシーのもと、2022年7月から継続的な公開を続けています。

特に2023年は、1ヶ月に公開する本数を増やしたり、より実務に沿ったノウハウ記事や小売業界の旬なトピックを取り上げたことにより、多くの方にお読み頂けるようになりました。

実際、「ためになった!」「いつも読んでいます!」というお声も頂き、非常に励みになっております。

今後も小売企業の皆様が「役に立った!」と思って頂けるようなブログをお届けしていく予定です。「こういう記事が欲しい」「こういうことが知りたい」など、ブログに関するご要望は、以下のフォームからお送り頂けますので、お気軽にご利用ください。
https://full-kaiten.com/blog-feedback

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