小売大手の相次ぐ値下げは客の奪い合いの序章。その他多数の企業は価格競争では勝算薄く
フルカイテン株式会社は、小売業界で大手企業による値下げの動きが広がっていることを受け、新型コロナウイルス危機下で加速するのが確実な「価格競争」について、ジーユーやユニクロの事例を中心に考察するレポートを作成しました。
要点は次のとおりです。
- コロナ禍で消費者の生活防衛意識が高まる中、小売業界では資本力で優位な大手企業ほど値下げできる体力がある
- ジーユー、良品計画(無印良品)、ギャップジャパンの場合、値下げはコロナ禍と関係なく検討していたと捉えるのが妥当
- ジーユーは製造コストを下げたことで価格を据え置けば増益につながる状況だったが、そうはせずに価格競争力で他社に圧倒的な差を付けてきた
- ジーユーの兄弟ブランドであるユニクロでさえが単純な価格競争から一線を画し、直近8年間で客単価を17%上げている。大資本を除く他の大多数の小売企業は「価格」以外の価値提供が必要不可欠に
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