トラック物流は高齢化・低待遇による人手不足でますます運賃上昇へ…ECの利益体質改善は必須
フルカイテン株式会社は、小売業をはじめ経済を陰で支える物流業界のうち、国内貨物輸送量の9割を担うトラック物流の現状を調査し、今後の動向について考察するレポートを作成しました。
- 要点は次のとおりです。
- 宅配便の年間取扱個数は、ここ15年で14億個増え2018年度には43億個を超えた。通販売上高の増加の推移から今後も取扱個数は増加が続く見通し
- 2019年までの20年間でトラックの輸送効率は約22%低下。運送会社のコスト上昇や消費税率引き上げに伴い、運賃は宅配便で34%、一般貨物で4.2%上昇した
- ドライバーの高齢化が深刻。賃金も全産業平均よりおよそ2割低い
- コロナ危機で運賃判断指数はマイナス100超も。足もとでは一部に値下げ圧力
- 必ず到来するドライバー不足の解決には労働生産性の向上が欠かせない。そのためには運賃引き上げあるいはサービス水準引き下げが必要
- 小売企業、特にECはさらなる運賃値上げを念頭に、利益体質の強化へビジネスモデル変革が求められる
レポートは下記からダウンロード可能です。