「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022」にてFULL KAITENがFashion Tech 大賞を受賞
在庫を効率よく利益に変えるクラウドシステム『FULL KAITEN』を開発し小売企業等に提供するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、ファッション、美容およびヘルスケア業界の優れたテック企業を選出する「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022」(株式会社アイスタイル、WWDJAPAN主催)にて、Fashion Tech部門で大賞を受賞したことをお知らせします。
審査では、弊社が小売業の在庫問題に対して在庫を利益に変える王道の手法で立ち向かい、導入企業の売上や利益を改善するなど高いパフォーマンスを上げている点が評価され、他業種にも応用可能で事業的なスケールが今後期待される点も受賞理由となりました。
「革新性」「事業性」「技術性」「社会性」で評価
Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022は、ファッションとビューティをイノベーションの面で最もリードした企業・プロジェクトを表彰することを目的に、様々な分野で活躍するプロフェッショナルの審査員によって「革新性」「事業性」「技術性」「社会性」を審査評価基準として審査が行われ、今後注目される製品やサービスであると総合的に判断されるものに賞が贈られました。今回は国内外の企業64社の応募があり、13件が2次審査に進みました。その中からFashion Tech部門とBeauty Tech部門の大賞、準大賞などが選出され、弊社はFashion Tech部門の大賞となりました。
受賞理由
梅澤高明様(A.T.カーニー日本法人会長兼CIC JAPAN会長)
フルカイテンは本当にオーソドックスに小売業界の課題に対して真摯に立ち向かい、極めて高いパフォーマンスを上げています。在庫過剰という、ほぼすべてのファッション産業に関わる事業者が持っている課題を、業界の中で最適化もしながら過剰在庫問題を解消し、あるいは機会損失を減らしていくことで、結果的に在庫を売上と利益に変えていくという王道のソリューションをきっちり展開されているところを、審査員一同高く評価しています。皆が在庫問題に取り組まないといけないことは頭では分かっていましたし、恐らく類似のサービスも無いわけではないですが、ここまでやり切って、日本のファッション産業のある種デファクトスタンダードに近いようなソリューションまで作り上げた努力とパフォーマンスの高さを評価させて頂きました。これからも日本のファッション産業の効率化と事業者の収益性の向上、結果的にはよりサステナブルな産業作りに尽力いただければと思います。
田中杏子様(ヌメロ・トウキョウ編集長)
フルカイテンの凄さは、梅澤委員長が仰っていた通りだと思います。私の方から一つ付け加えるとしたら、社名が凄いなと思います。フルカイテンをカタカナで書くセンスで、世界規模を狙っているのかなと分かりました。ファッション業界に限らず、在庫問題は全ての産業が抱えており、フルカイテンがグローバルに展開することで、そこに向けての助け舟になると感じています。グローバル化して、フルカイテンの名前と共にその活躍を世界で聞くことができる日が来るのではと凄く楽しみにしています。
受賞企業によるトークセッションより
登壇した弊社取締役COO宇津木 貴晴よりコメント
このような賞を頂きありがとうございます。私たちは小売業界に対して、手元の在庫を使って様々な切り口で分析することで、もっと売上や粗利を向上できる分析サービスを提供しています。在庫分析と言うとマーケティングオートメーションやライブコマースに比べると地味なイメージを持たれますが、我々は全くそう思っていません。小売企業にとっては、在庫、商品は一丁目一番地の心臓部分だと思っていますので、実際の企業様からお喜びの声を頂けるのはもちろんのこと、このような権威ある第三者機関から評価頂けたのは、我々スタートアップにとって非常に大きな意味を持ちます。私たちはこのサービスを皮切りに、世界の大量廃棄問題を解決するという壮大なミッションを掲げております。「フルカイテン」という言葉をトヨタ自動車株式会社様の「カイゼン」のように、世界中に通じるようなサービスにしていきたいと思っております。今回の受賞を励みに更に邁進していきたいと思います。
今回の受賞を受けて弊社代表・瀬川よりコメント
フルカイテン代表の瀬川です。大賞に選んでいただき本当にありがとうございました。
2020年にFULL KAITENを導入した約200ブランドの導入当初のデータを分析したところ、全SKUのたった20%から粗利の8割が生まれていることがわかりました。では粗利に貢献できていない残り80%のSKUは本当に粗利を生み出すことができないのでしょうか。
実は残り80%のSKUはまともな分析が行われておらず、値引き基準も曖昧で粗利の機会損失が起きています。もっとタイムリーに残り80%のSKUを在庫分析できれば、不要な値引きを抑制しながら在庫消化を進めることは十分に可能です。これはつまりアパレル業界は実はもっと少ない在庫量で粗利を増加できるということを意味します。今、売れるはずもない量の大量生産が環境負荷・人権問題に影響を与えていると言われ社会問題化しています。
今より良い地球を子供や孫の世代に残すため、今回の受賞を機にFULL KAITEN導入企業に対する提供価値の最大化に社員一同より一層取り組んでまいります。
本アワードの公式プレスリリースはこちらからご覧になれます。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000260.000005126.html
在庫を利益に変えるクラウド『FULL KAITEN』概要
FULL KAITENは従来の在庫分析の主流である「遅行指標」(消化率をはじめとした過去の数値)に依拠した分析ではなく、在庫リスクの未来を予測する「先行指標」によって、今ある在庫の商品力を可視化する小売企業向け在庫分析SaaS(クラウドシステム)です。
「プロパー消化率を向上させる」「不要な値引きを抑制する」「客単価を向上させる」「残在庫の消化を促す」といった多くの小売企業が抱える課題を解決し、今ある在庫を効率よく利益に変えていくことが可能になります。
そしてFULL KAITENは今ある在庫を効率よく利益に変えるための各種機能を提供しています。下記がその一覧です。