ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)も経営破綻!急な環境の変化にも対応できるビジネスモデルを
米ブルックス ブラザーズの経営破綻のニュースが日本国内でも話題になっています。※日本国内の店舗は営業を継続
オフィスファッションのカジュアル化によりスーツ離れが進み経営が悪化。
そこに新型コロナウィルスの流行による店舗休業と消費の蒸発が追い討ちをかけ、経営破綻に陥りました。
ブルックス ブラザーズに限らず、キャスキッドソンやレナウンなど時代の変化についていけず経営破綻に至るケースは多々あります。
トレンドの変化に加え、コロナショックのような急激な外部環境の影響を受けやすい小売業界は、急な変化を前提にしてビジネスを設計していく必要があります。
原価の安さより、棚卸資産のパフォーマンス最大化を目指せ
従来の小売業界の発注において、1商品あたりの製造原価を下げるため大量発注をすることは当たり前でした。
しかし、重大な点を見落としています。
大量に発注され商品が売れ残った場合、棚卸資産として蓄積され資金繰りが悪化してしまいます。
これはPL視点でしか経営を見ていないためです。
2020年7月9日に発表されたファーストリテイリングの決算(2019年9月~20年5月)によると、ユニクロ・ジーユーを含むグループ全体で、赤字店舗の固定資産や使用権資産の減損損失は152億円に上るとのこと。今後の収益性の低下を反映させたといえます。
さらに棚卸資産の評価損58億円を計上しています。
棚卸資産(在庫)をキャッシュに変えられずパフォーマンスを低下させたままにしておくと、経営にも大幅な悪影響を与えることが証明されました。
PL経営からBS経営に切り替えを
PL上には売れた分の利益しか計上されず、一見して棚卸資産が積み上がっているのが分かりにくい傾向にあります。
一方でBS上では棚卸資産として計上されるので、パフォーマンスが悪化していないか可視化することができます。
棚卸資産の動きが悪く、滞留在庫として積み上がってしまう額が大きいと、上場企業の場合は「評価損」としてPLにも反映させなければいけません。
経営リスクの観点から見ると、BSは先行指標、PLは遅行指標と言えるでしょう。
変化が大きいこの時代、PLだけに注目していてはいけません。
フルカイテン株式会社では、PL視点のみの経営に警鐘を鳴らし、BS視点の経営に切り替えることを提唱しています。
当社が開発・提供しているクラウドサービス「FULL KAITEN」を使えば、発注業務にかかる工数が大幅に削減できるので、多頻度少量発注が可能になります。
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