主要アパレル2022年4~6月決算、ワークマン以外は在庫効率が改善
フルカイテン株式会社は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が日本で本格的に始まってから3年目の入り口である2022年4~6月期における大手上場アパレル企業7社の決算を調べ、各社の在庫効率(在庫単位あたりの粗利益を増やす力)がどう変化しているか等を考察するレポートを作成しました。
要点は次のとおりです。
- 全7社が前年同期比で増収となり、営業損益も7社が前年から改善した(2社が増益、3社が黒字転換、他の2社は赤字幅縮小)
- 少ない在庫で多くの粗利益を稼ぐ力の指標であるGMROIは、ワークマンを除く6社が前年より改善した。ただ、コロナ禍前の2019年を超えたのは3社のみだった
- 5社が仕入れを前年より増やした。逆に減らした2社も減少幅は2021年より小さくなった
- 仕入れ抑制と在庫圧縮による粗利益改善という手法からの脱却が進む。今後、仕入れを増やした後は在庫を効率よく利益に換える「販売力」の強化が急務
レポートは下記からダウンロード可能です。