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コロナ下2回目の4~9月期決算、アパレルはキャッシュフロー改善に重い課題

フルカイテン株式会社は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が日本で始まってから1年半余が経過した2021年4~9月期における大手上場アパレル企業7社の決算を調べ、各社の在庫効率(在庫単位あたりの売上・粗利益を増やす力)がコロナ前と比較してどう変化しているかを考察するレポートを作成しました。

要点は次のとおりです。

  • 売上高が前年を上回ったのは全7社のうち4社。ワークマンのみ営業・当期純損益がいずれも増益となり、営業赤字の他の6社のうち4社は赤字幅が縮小した
  • 少ない在庫で多くの粗利益を稼ぐ力の指標であるGMROIは、全7社が前年より改善した。ただ、コロナ禍前の2019年と同水準に回復しているのは2社にとどまった
  • フリーキャッシュフロー(企業活動で稼いだ現金のうち自由に使える現金)は5社(2社は非開示)のうち3社が赤字であり、現金創出力は二極化している
  • 粗利益とフリーキャッシュフローを増やすには仕入れ原価の低減よりも値引き販売を抑制する方が効果的。在庫の効率を上げる取り組みが急務

レポートは下記からダウンロード可能です。

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代表取締役・瀬川が語る
アパレル業界の
縮小する国内市場で
勝ち抜く粗利経営