FULL KAITENと顧客の基幹システム/ツールを連携する「プロフェッショナルサービス」の提供を開始
カスタマイズに対応し、売上と粗利を引き上げ業務負荷は低減
在庫を効率よく利益に変えるクラウドシステム『FULL KAITEN』を開発し、小売企業等に提供するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、FULL KAITENに蓄積されたデータと知見を提供する「プロフェッショナルサービス」の提供を開始しました。本サービスは、顧客が抱える課題を解決するために、顧客の基幹システムやツールをFULL KAITENと連携することで売上・粗利を創出しながら業務負荷を低減させます。
弊社がサービスを提供する小売企業は、個社ごとに在庫課題が千差万別です。既存顧客からは、自社で契約している外部ツールとFULL KAITENの連携や、手動で行っていたデータの連携も自動化したいという要望が寄せられました。そこで、個社の課題に即してオーダーメイドでデータ連携ができる本サービスが誕生しました。これにより、顧客は自社に眠っているデータの有効活用や、外部ツールとFULL KAITENの連携による販促強化、データ連携の自動化などが可能になります。
既に利用中の企業からは、プロフェッショナルサービスを利用することで、FULL KAITENで計画した販促強化施策をシステム連携し、粗利額116%増を達成したり、FULL KAITENの各種リストを値下・移動・追加発注業務に連携することで、業務負荷を軽減できたという声が寄せられています。
本サービスはデータを参照するだけに留まらず、課題を見つけ改善の行動につながることを目指しています。今後もテクノロジーの力で社会の変革に挑戦し続けます。
個社ごとに在庫課題は千差万別
弊社がサービスを提供する小売企業は、在庫データの管理や分析方法も各社ごとに異なります。また、昨今は売上・粗利の向上のため、Web接客ツールやMA(マーケティングオートメーション)ツールなどの外部サービスを積極的に導入する小売企業も増加傾向にあります。そのため、扱うデータやシステムのサイロ化が進んでおり、自社システムでECを含む全店舗の売上データ、在庫データなど重要データを閲覧・参照するのは容易ではありません。サービスの運用支援をしているカスタマーサクセスチームにも、顧客から以下のような声が寄せられました。
- ECサイト、Web接客ツール、MA、レコメンドエンジン等にFULL KAITENのデータを連携し、販促強化のアクションにつなげたい
- FULL KAITENにGA4(Google Analytics4)で取得したデータを連携させて、PVやCVRを加味した分析を行いたい
- FULL KAITENのデータを自社システムに連携したいが、CSVファイルをダウンロードして加工して、などの作業に手間がかかる
- FULL KAITENに連携が必要である「外部ECモールの受注・在庫データ」は基幹システムに取り込んでいないため、担当者が外部モールの管理画面からデータをダウンロードして手動でFULL KAITENへ連携する必要があり手間がかかる
今回弊社がリリースしたプロフェッショナルサービスはこういったデータの連携にまつわる課題を解決し、導入企業の売上や粗利を最大化しながら業務負荷を低減することに貢献できます。
サービス概要
抽出、変換、書き出しを行う「ETLツール」や外部のクラウドサービスなども組み合わせ、FULL KAITENのデータを各社に適した形で連携します。
弊社のデータコンサルタントとデータエンジニアが業務ヒアリングを実施し、課題解決のための最適なデータ連携をご提案します。専門知識に明るくない場合でも、弊社の担当者がサポートしますのでご安心ください。
プロフェッショナルサービス 導入前
FULL KAITENと顧客の基幹システムを連携する際に、担当者が手作業でリストを加工する手間があり、業務負荷が高い傾向にあった。
プロフェッショナルサービス 導入後
FULL KAITENと基幹システムの連携が自動で行われるため、業務負荷が下がり、クリエイティブな仕事をする時間を増やすことができる。
導入事例
販売強化施策のアクションのため、FULL KAITENのデータを連携し、粗利額を改善した事例
アーバンリサーチ様×FULL KAITEN×KARTE(※)
Better商品をKARTEに連携し、レコメンドを強化。粗利額116%増を達成。
(※)KARTEとは、株式会社プレイド様が提供するCX(顧客体験)プラットフォームです。サイトやアプリの訪問者の行動をリアルタイムに解析し、その人に合った体験を設計することができます。
【詳細】
・FULL KAITENのBetter在庫の商品リストを自動でAmazon S3(※1)にデータ抽出
・S3にデータ抽出された商品リストをKARTEに取り込み、KARTEが持つ顧客データとの組み合わせ、レコメンドに使用
・KARTEで「誰に」FULL KAITENで「何を売るか」をあぶり出し定量成果に繋がった
参考URL:https://full-kaiten.com/news/blog/6618
※1:Amazon Simple Storage Serviceの略で、Amazonが提供するストレージサービス。S3を使用することでストレージのディスク管理や冗長化などを考慮する必要がなくなり、サービス開発など本来の業務に注力できるようになる
値下・移動・追加発注業務のために、FULL KAITENのデータを連携し、業務負荷を軽減した事例
シューズ販売企業様×FULL KAITENの事例
FULL KAITENで分析・作成した値下指示・移動指示・補充リストを基幹システムにシステム連携し、各種業務に使用。手動連携に掛かる工数を削減。
【詳細】
・FULL KAITEN利用者が作成した値下指示リスト・移動指示リストに加え、データコネクトにより自動抽出した補充リストを定期的にAmazon S3にデータ抽出
・シューズ販売企業様にて、Amazon S3にデータ抽出された上記リストを基幹システムに取り込み、値下・移動・補充業務に使用
雑貨企業様×FULL KAITENの事例
FULL KAITENの追加発注リストを基幹システムにシステム連携し、追加発注業務に使用。
手動連携に掛かる工数を削減。
【詳細】
・データの自動抽出により追加発注のリストを定期的にAmazon S3にデータ抽出
・雑貨企業様にて、Amazon S3にデータ抽出された上記リストを基幹システムに取り込み、追加発注業務に使用
本質的なDXには「工夫」が必要
弊社は、DXには人間の「工夫」が必要不可欠だと考えています。多くのお客様をご支援する中で、DX化に苦戦する企業の特徴が2つあります。それは、DX化することを目的にして課題の解決にはなっていないケースと、DXを魔法の杖と捉えて、全ての課題をDX化で解決できると捉えている点です。
そこで、DXですること、しないことを人間が考える工夫が必要です。計算や集計など数字を扱う場面では、DXに任せた方が多くの数字を扱うことができ、計算ミスも減少します。しかし、集計した数字を見てどのように解釈するかは人間の頭脳が必要です。定量的な成果を出したり何かを変えたりするのは、「ツールが」ではなく、「ツールで」という考え方であり、DXというのは、その「が」から、「で」という変革です。
このように、DXと人間のそれぞれの強みを活かしながら工夫をプラスすることで本質的なDXに繋がると考えています。「FULL KAITEN」というツールを使って、お客様に工夫するという視点を提供したいと思っています。
【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
URL: https://full-kaiten.com
本社: 大阪市福島区福島1-4-4 セントラル70 2階
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役CEO 瀬川直寛
【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
戦略広報チーム 斉藤
電話: 06-6131-9388
Eメール: info@full-kaiten.com