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NHKニュース番組で、アパレル在庫問題と同問題を解決するFULL KAITENに関するニュースが放送されました

2020年8月28日のNHKニュースほっと関西(午後6時10分~)で、新型コロナウイルス危機に伴うアパレル業界の在庫問題と、同問題を解決するFULL KAITEN、弊社代表・瀬川を取り上げたニュースが放送されました。

放送を文字に書き起こした内容を下記に紹介します。

(スタジオ:キャスター)
新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、衣料品の売れ行きは鈍り、アパレル業界はかつてない危機に直面しています。

店舗の臨時休業で発生した大量の在庫をどう売り抜き、危機を乗り越えていくか。生き残りを模索する動きが出てきています。

(アクアガール店舗外観)
若い世代をターゲットにした女性向けブランド、アクアガール。アパレル大手ワールドが展開するブランドですが、販売を終了することになりました。

(街頭インタビュー)
「えー、寂しいですよね」

「出かけることも減ったんで、服もあまり買わなくなりました」

アパレル業界では将来のトレンドを予想して大量発注をかけるのが一般的です。売れ残りは値下げをして販売。しかし安易な値下げはブランド価値を損ない、客が定価で買わなくなるリスクがあります。

(買い取り業者の作業風景)
コロナショックで疲弊するアパレル業界で、いま注目されているのが、在庫を買い取る会社です。

売れ残ったブランドの洋服をまとめて買い取り、ブランドタグを取り外して自社の商品としてネットや店舗で格安で販売。大手ブランドはそのイメージを損うことなく在庫を減らすことができます。

(インタビュー:Shoichiの山本昌一社長)
「去年と比べて、ウチに持ち込まれる在庫の量はだいたい、倍ぐらいにはなっていますね。どんどん買っている状態です」

(なんばパークスのFULL KAITENユーザー企業様の店舗)
在庫の新しい管理方法を模索する動きも出ています。

全国でおよそ20のショップを展開するこちらのアパレルメーカー。ことし3月に新しい在庫管理システムを導入しました。

従来、在庫は2つに分けるのがいわば常識でした。売れ行きが良い商品と、そうでない商品です。この売れそうにない商品の中から、工夫をすれば値下げをせずに売れるものを見つけ出し、販売を強化するという新たな戦略を進めました。

売れる可能性がある商品を店員が身につけたりマネキンに着せたりしてアピールし、販売に力を入れます。

どの商品に売れる可能性があるかを見付けるのはAIの役割です。
蓄積した膨大な販売データから、商品ごとに売り切れるまでの期間を試算。担当者が過去の経験を基に今後の売れ行きを予想するよりも、速く正確に商品を見分けることが可能になりました。

コロナショックの下でも在庫が減り、手ごたえを感じています。

(インタビュー:カイタックインターナショナルチームキットカンパニー 井上博文さん)
在庫がもっと残ってしかるべきなんですけども、それを去年並みにとどめたということは、効果があるということだと思っているんですよ。将来的にはセールをしないお店を目指したいと思っています。

(フルカイテン社内)
このシステムを開発した会社です。「利益を上げながら在庫を減らせる」と、コロナをきっかけに問い合わせは10倍以上に増えているといいます。

(インタビュー:フルカイテン代表 瀬川直寛)
今ある在庫を使って売上、利益を伸ばす。結果として在庫が減って資金繰りも良くなっていく。弊社はそのお手伝いをしたいというふうに考えております。

アパレル業界に詳しい専門家は、在庫管理のあり方を早急に見直すことが生き残りに不可欠だと指摘しています。

(インタビュー:齊藤孝浩氏)
休業であったりとか、店頭で販売できないという、いわゆる出口がなくなったとうのは今までで初めての経験じゃないかと思うんですね。

大事なのは、その在庫の中身だと思っています。つまりその中には、値下げをしなくても売れる在庫もあれば、早急に値下げをして売り切っていかなければいけないものがある。というふうに、色んな性格の在庫が含まれています。

そこを上手に見極めて売り方を変えていかなければいけないんじゃないかなと思います。

(スタジオでキャスター)
値下げでブランド価値が下がることを嫌って、かつて高級ブランドが在庫を大量に廃棄していたことが問題になったことがありましたよね。

お店やメーカーがこれから経営を立て直すうえで、在庫を抱え過ぎないことが重要になりそうですね。
コロナショックを受け、仕入れや生産の手法も含めて、根本的な見直しを迫られています。

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代表取締役・瀬川が語る
アパレル業界の
縮小する国内市場で
勝ち抜く粗利経営