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KARTE CX Conference 2022で瀬川が対談セッションに登壇しました

フルカイテン株式会社代表の瀬川直寛は、2022年7月12日に東京・赤坂で開かれたKARTE CX Conference 2022(株式会社プレイド主催)の対談セッションで登壇しました。プレイドのエコシステムディビジョンビジネスマネージャー小野敏宏氏と「在庫分析データ × ユーザー行動データで切り拓く小売の未来」のテーマで対談しました。

要旨を以下にご紹介します。

>>開催概要はこちら

在庫分析データ×ユーザー行動データ

フルカイテンとプレイドは、両社がもつデータを掛け合わせることで小売企業の売上・粗利益の増加を支援する連携ソリューションの実証実験(PoC)を進めています。

FULL KAITENは全ての在庫を分析し、SKU単位での売上貢献度や完売予測日を可視化します。一方のKARTEには、ECサイトを訪問した顧客(消費者)の行動をリアルタイムで解析したデータが蓄積されています。

これらを掛け合わせることで、適切な商品を適切な顧客にピンポイントで適時に提案することが可能になります。すると、無駄な値引きが抑制され、粗利益を棄損することなく売り上げを伸ばすことができます。

→詳細はこちら(在庫回転ソリューション)

在庫とお客様とのベストなマッチング

以下は両名の対談の要旨です。

オンラインで登壇した瀬川(右上)。右下はプレイドの小野氏

FULL KAITEN利用企業34社(168ブランド)のFULL KAITEN導入当初のデータを分析したところ、全SKUのわずか20.5%で粗利益総額の8割を生み出していることが判明した(中央値)。残り79.5%のSKUからもっと多くの粗利益を生み出せるかどうかが、小売企業の収益力を左右する。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000025713.html

瀬川 在庫は売れる売れないの二択ではなく、隠れた売れ筋商品という中間に位置する商品があります。在庫リスクは0か1かではなくグラデーションの状態なんです。

小野 全SKUのわずか20%の商品で粗利益総額の8割を生み出している現状を、FULL KAITEN利用企業の皆さんはどう捉えていますか。

瀬川 20.5%というのは中央値です。最高の会社は約40%、最低の会社は0.5%でした。ただ、どの会社さんも自社の状況を把握できていないというのが実情です。毎シーズン新商品を出しキャリー品もある中で、在庫の「質」の実態をつかむのは難しいです。

小野 KARTE×FULL KAITENの連携ソリューションで、KARTE側にどのようなことを期待しますか。

瀬川 在庫の売上貢献度や完売予測日といったSKUごとの「質」を可視化して適時に適切な販促を打てれば、残り79.5%のSKUからもっと粗利益を生み出せるようになります。
でも、FULL KAITENができるのは、在庫の質の可視化までです。それぞれの商品を買ってくれそうなお客様に販促で提案できれば、もっともっと効率的に売ることができます。そうした顧客の行動データをKARTEに期待しています。

小野 ありがとうございます。そうですね、売れる理由・売れない理由を可視化するのはKARTEができることです。

瀬川 ただ、あるお客様がいくら購買意欲が高くても、欠品している商品や全く興味が無い商品を提案していては意味がありませんよね。この点、FULL KAITENは提案すべき商品を可視化できます。
行動解析データと在庫分析データを組み合わせて在庫とお客様とのベストなマッチングができれば、もっともっと効率的に粗利益を増やすことができると思います。

在庫分析クラウド『FULL KAITEN』

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