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大阪ファッション産業振興フォーラム第1回例会@大阪商工会議所で講演しました

ファッション産業の在庫問題や古着の循環方法について考える大阪ファッション産業振興フォーラムの第1回例会(主催:大阪商工会議所、同フォーラム、共催:協同組合関西ファッション連合)が10月10日、大阪商工会議所で開かれ、弊社代表の瀬川直寛が「AI活用~在庫適正化と経常利益増加を両立させる新サービス」のテーマで講演しました。

在庫を積み上げても売上・利益は伸びない

同例会には約90人が参加しました。
在庫適正化と売上・利益増加の両立を支援するSaaS『FULL KAITEN』の導入を決める企業は様々な業種で増えており、瀬川は「多くの企業は売上を伸ばすために必要以上に在庫を多く積みがち」「発注(仕入れ)業務を経験や勘、独自のルールに頼る現状に限界を感じているケースが多い」と、FULL KAITENが支持される背景を説明しました。

さらに、アパレル業界は市場規模の縮小と供給過多によって大量の衣料品が売れ残り、それらの廃棄に対する社会的批判が高まっているほか、消費税増税など流通の現場は厳しい環境におかれています。

このため、需要予測や予測発注においてAIに対する期待が高まってきています。しかし、瀬川はAIの限界に触れ、「AIの予測精度は私たちが思う以上に低いことが分かり、期待と実力とのギャップが明らかになってきた」「実際の需要は、AIが予測し得ない外的要因に左右される」と指摘しました。加えて米ガードナーの2019年版「ハイプサイクル」では、AIは過度な期待のピークにあるとされていることから、瀬川は「これから、AIは幻滅期に入る」と警鐘を鳴らしました。

「AIによる予測は外れることもある」が前提

しかし、大手ブランドをはじめとした多くの企業が、AIを実装したFULL KAITENの導入を決めています。その要因は「AIが予測を外すこともある」という前提でFULL KAITENが設計されているからです。

具体的には、FULL KAITENは全ての在庫を「売り切ることができる」と予測したフル回転在庫(適正在庫)と、「売れるけど売れ残る」と予測した過剰在庫、「売り切ることはほぼ不可能」と予測した不良在庫の3つに分類します。

瀬川はFULL KAITENのデモを交え、「適正在庫」と「不良在庫」の狭間にあるファジーな状態の「過剰在庫」を可視化する重要性を強調。「消化率を上げるには、過剰在庫の状態で販促を適時に打つべき」「今ある在庫で売上を伸ばしたり、在庫を増やさないようにしたりということが可能だ」と強調しました。

FULL KAITENは多くの企業が導入して在庫適正化に取り組むことで、廃棄される衣料品が大規模に削減され、導入企業様は意図せずして廃棄、資源保全、不公平取引の諸問題の改善に貢献することになるプロダクトです。

瀬川は「大阪の雑居ビル発のベンチャーだが、大きな目標に向けて本気で頑張っている」と語り、会場から大きな拍手がわき上がりました。

このほか、衣服を新しい服に循環させる取り組みを行う日本環境設計株式会社さん、ブランドを毀損することなく在庫商品を再販売する「Rename」を展開している株式会社FINEさんも講演しました。


FULL KAITENはアパレル・ファッション事業者だけでなく、在庫を持って最終製品を販売するほぼ全ての業種で導入が可能です。弊社はそうした事業者様の課題解決に貢献すべく、お問い合わせをお待ちしています。

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代表取締役・瀬川が語る
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勝ち抜く粗利経営