アパレルに「儲けやすいECモール」は無い/手数料の多寡に応じ値引きコントロール必須 ビッグデータ解析で裏付け
フルカイテン株式会社は、アパレルを中心とする小売企業のECの利益構造を調査しました。41社・190ブランドのデータを解析した結果、販売手数料が高い外部ECモールでは粗利率を高く設定する店子企業(出店ブランド)が多く、逆に手数料が安いモールでは値引きによって粗利率が低くなる企業が多いという行動様式が裏付けられました。これにより、アパレルには「利益を上げやすいECモール」「利益を上げにくいECモール」は存在しないことが分かります。アパレル各社は、ECサイトそれぞれの特性に合わせた適切な値引きコントロールを行い、一物一価に拘泥することなく、少しでも粗利益を増やす売り方が求められていると言えます。