「検索順位がもっと上がれば売上が増えるのに」
「検索順位が上位のサイトはみんな大手ばかりで勝ち目がない」

ネットショップを運営していると、そんな気持ちになることがありますよね。

ご存じのように被リンクはいまだに検索順位の決定に対して一定の影響力を持っており、短期間で検索順位を上位化させるのに役立つというのは事実です。

そのため被リンクを販売しているSEO会社もあるのですが、被リンクを購入してSEO対策をすると、最悪の場合Googleからペナルティを受けて検索順位が圏外にまで飛ばされてしまうことがあります。

しかし被リンクを自然に集めようとすると、どうしても昔から運営しているネットショップや大企業が運営しているネットショップが有利になってしまうことが多く、後発のネットショップは

「検索から集客を増やすのなんて無理なんじゃないか」

と感じることが多いのではないでしょうか。

でもご安心下さい。
Googleは被リンクだけで検索順位を決定しているわけではないのです。

この記事では、Googleの検索順位決定思想を説明し、それを弊社が運営しているベビー服ネットショップ『べびちゅ』(「ベビー服」というビッグキーワードで検索順位トップ10入り)ではどのように解釈してSEO対策しているのかを公開したいと思います。

実際の数値も公開しますので、検索での集客を増やしたいけど何をすれば良いのかわからないという方には、きっと参考にして頂くことができると思います。

それでは参ります。

Googleの検索順位決定思想とは?

あなたは、Googleが発表している理念『Googleが掲げる10の事実』をご存じでしょうか。
この1番目でGoogleは下記の宣言をしています。

ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

弊社が運営しているベビー服ネットショップ『べびちゅ』では、この宣言をGoogleの検索順位決定思想だと考えてSEO対策をしています。

最大のポイントは『ユーザーに焦点を絞る』という箇所ですね。
では『べびちゅ』では具体的にどのようにしてユーザーに焦点を絞っているのか説明します。

ユーザーに焦点を絞るための指標は3つ!

弊社は、『ユーザーに焦点を絞る』というのは『ユーザーにとって価値のあるサイトを作る』ということと同じ意味だと考えています。

『べびちゅ』では、『ユーザーにとって価値のあるサイト』になるために、次の3つが重要だと考えています。

  • べびちゅを見に来た方がすぐに帰らない
  • べびちゅ内をたくさん回遊している
  • べびちゅ内に長く滞在してくれる

そして、これらを判定する指標として、Google Analytics(グーグルアナリティクス)を使って下記3つをチェックしています。

  1. 直帰率
  2. ページ/セッション
  3. 平均セッション時間

1つ1つ解説します。

直帰率

直帰率というのは、そのネットショップを訪問した人が1ページしか見ないで他のサイトに流出してしまう割合のことです。

従って、直帰率が低いネットショップ(=そのネットショップを訪問した人で、2ページ以上見る人の割合が高い)は、Googleに『ユーザーが欲しい情報を掲載しているネットショップ』と評価されるはずです。

ページ/セッション

ページ/セッションというのは、1セッションあたりのページビュー数のことですがセッションというのが理解しにくいかもしれませんので、ここではひとまずユーザー1人が見るページ数だと理解して下さい。
(厳密には少し違うのですが、そこはあまり重要ではありません)

ページ/セッションが高いネットショップ(=ユーザー1人が見るページ数が多い)は、Googleに『ユーザーが見たいページが多いネットショップ』と評価されるはずです。

平均セッション時間

平均セッション時間というのもちょっと理解しにくいと思いますので、ここではひとまずユーザー1人あたりの滞在時間だと理解して下さい。
(厳密には少し違うのですが、そこはあまり重要ではありません)

平均セッション時間が長いネットショップ(=ユーザー1人が滞在する時間が長い)は、Googleに『ユーザーを惹きつける要素が多いネットショップ』と評価されるはずです。

目安となる目標数値は?

SEO対策の3つの重要指標がわかりましたので、次はどれぐらいの数値を目指せば良いのかという目安を紹介したいと思います。

下記は弊社が運営するベビー服ネットショップ『べびちゅ』の、ある月の結果です。
(クリックすると大きくなります)

グーグルアナリティクスのアクセス解析データ

本気で改善を続ければ、直帰率・ページ/セッション・平均セッション時間をこれぐらいの数値にするのは難しくありません。
おそらく数カ月もあれば実現できると思います。

参考までに『べびちゅ』の改善推移をご紹介します。

重要指標の『べびちゅ』での改善推移

直帰率の改善推移
(クリックすると大きくなります)
グーグルアナリティクス直帰率推移
これを見ると、最初40%近くあった直帰率を4カ月で25%まで改善していることがわかります。
1ページしか見ないで離脱する人が15%も削減できたということは、それだけ多くの人に商品を見て頂けるようになったということになります。

ページ/セッションの改善推移
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グーグルアナリティクスページ/セッション推移

これを見ると、最初4.2ぐらいだったページ/セッションを4カ月で5.2まで改善していることがわかります。
1人当たり1ページも見て頂けるページ数が増えたわけですので、それだけ多くの人に商品を見て頂けるようになったということになります。

平均セッション時間の改善推移
(クリックすると大きくなります)
グーグルアナリティクス平均セッション時間推移

こちらは最初から2分40秒ぐらいあったものを、改善に失敗して下落させてしまっています。
でもその後また改善に成功して今はずっと2分40秒を超えるラインで推移しています。

まとめ

いかがでしょうか。
イメージがつかめましたでしょうか。

『べびちゅ』は、直帰率・ページ/セッション・平均セッション時間の改善を初期の頃に特に集中して行いました

そして2017年の今、「ベビー服」「出産祝い」等のビッグキーワード、「ベビー服 ランキング」「出産祝い プレゼント」等のミドルキーワード、そしてその他スモールキーワードの多くで検索順位トップ10入りを達成し維持しています。

記事の冒頭で述べましたように、後発のネットショップは被リンク数ではなかなか勝ち目がないかもしれませんが、直帰率・ページ/セッション・平均セッション時間を改善することで検索順位向上を目指すことができるというのが理解できるのではないでしょうか。

もちろん改善結果は一朝一夕に出せるものではありませんが、被リンクのように自分の力ではどうにもならないことに時間を使ったり悩んだりするよりも、直帰率・ページ/セッション・平均セッション時間のように自分の努力次第で改善できるものに時間を使う方がずっと時間対効果が高いですので、ぜひトライしてみて下さいね。

試したことが数値で見えてくるのはとても楽しいことですよ!

今後は、Google Analyticsの簡単な使い方、直帰率・ページ/セッション・平均セッション時間それぞれの改善方法についても紹介していければと思っています。
楽しみにしていて下さいね。